藤原緋沙子氏の作品だ。
2002年に「雁の宿」(1)が刊行されて、順調にシリーズものとして進んできた。
それが、最後の「花野」(16)以来、ぷっつりと途絶えた。
この「寒梅」(17)はなんと、4年ぶりの書下ろし新刊だ。

深川の門前町、縁切り寺「慶光院」の前にある御用宿「橘屋」の女主お登勢。
そこの用心棒として働いている、元築山藩の浪人、塙十四郎。
慶光院へ駆け込む弱き女性を助けるべく、二人の活躍が始まる。

前作の「花野」(16)で、やっと結ばれたお登勢と十四郎。
その後、すっかり途絶えてしまったから、何とも消化不良の感じが否めなかった。
それが、4年ぶりに刊行された。
その後の二人はどうなってるか・・・。

昨晩、と言っても夜中の1時頃。
背中が痛くて目が覚めた。
しばらく、ベッドに腰かけていた。
そうすれば、少しは痛みも少なくなるようだ。本当に、しつこいウイルスだ。(笑)
思い切って、起きだした。
食堂の電気をつけて、本を読む。
真夜中は、都会と言えども、本当に静かだ。
小さな音でも大きく響く。
静かに静かに、食堂の椅子に座った。
猫ちゃんが、小さく鳴いたけれど、箱の中で、又、眠ったようだ。
熱いミルクティーを片手に、新作を読みふける。

私は、5歳の時から結婚するまで、隅田川のほとりの蔵前で育った。
戦後の隅田川は、わんぱく坊主が飛びこめるほど綺麗な川だった。
高度成長期に川は死に川となった…。
それが、今は、護岸工事も進み、川は甦った。

隅田川と言う言葉に弱い私だから、このシリーズは大好きな作品なのだ。

コメント

マサムネ
2017年10月10日10:06

痛くて目が覚めるのイヤですよね。なるべくストレスを貯めないようにしてお大事にしてください。

アミ
2017年10月10日11:13

マサムネさん!

もう、一汗かいてきました。
冷蔵庫の中が空だったので、買い物に。
お2階さんは風邪気味で、お嫁ちゃんは休みの様子。
「助六」を差し入れしました。(笑)
昼間、何かをしてる時は痛みは忘れてます。

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