主人の姉がホームに入所して、1か月近くになる。

昨日の日曜日、ホームから呼び出しが…。
時間指定だったので、あの土砂降りの雨の中、出かけた。
部屋には、保証人になった甥夫婦も来てて、本棚を組み立てていた。
それほど、深刻なことでもないらしく、一安心。
姉の部屋は、綺麗に整頓されていて、快適空間になっていた。
案外、広いんだ…と、改めて、見回した。
甥夫婦の心配りには、頭が下がる。
始終、メジャーを持ち歩いている甥のお嫁ちゃん。
あちらこちら寸法を測っては、必要な家具類を揃えている。

「私、こういうの、大好きだし、得意なんです!」

と、嬉々としてこなしている。
生涯独身だった姉だが、良い甥っ子が居て、幸せなことだ。

約束の時間になって、主人と甥と、男だけ、二人が話し合いに参列した。
30分くらい経って、二人はニコニコして戻ってきた。
ホーム長さんと、リハビリの先生との話し合いだったそうだ。

姉の振る舞いは、まさに優等生。
ホームに馴染んで、親しい方もできたそうだ。
姉は、ほぼ、全て、自分自身でこなせるし、見守り程度の世話で済むそうだ。
中には、パジャマの着替え、洗面、食事…と、介添えが必要な方もいらっしゃるのに、御年90歳にしては立派だ。
ただ、椅子に座って、部屋から、あまり出ない姉だから、筋肉の衰えが見られるそうで、リハビリは、そこを重点に行うと言っていた。
最近は、親しくなった方が、朝の体操にも、お声がけしてくれるそうで、一緒に行ってるそうだ。
先日は、お寿司を食べて絵を見る集いにも参加したようで、好ましい兆候だと喜んでいる。

「お姉さん! 優等生ね~」

と、言ったら…

「こんなところで、優等生でも仕方ないけれど…」

と、つぶやいていたが、それでも嬉しそうだった。
ホームに入れてしまったこと、骨が喉に突っかかったように感じていたが、ちょっと、気が楽になった。

何より、主人が一番、喜んでいる。

コメント

マサムネ
2017年10月30日8:29

いいなあ。そういう老後も。 僕は人見知りで新しい友達と仲良くなるのにすごおおおおく時間がかかります。 けど、脳のためには新しい人、物、事を体験させるのがいいと聞いたことがあります。(活性化) 僕の人生の唯一の優等生時代は郵政大学校の採用時研修でクラス委員をやったことくらいです。

アミ
2017年10月30日8:34

マサムネさん!

いいなぁ~。
優等生時代が一度でもあって…。
私など、「平凡を絵にかいて額に貼った人」だから、何処へ行っても、真ん中。
まさに母親の口癖の「中庸」を地で行ってます。(笑)
松竹梅の竹です!(笑)

まるこ
2017年10月30日8:49

アミさん、お姉様ホームに馴染んで親しい方もでき、行事参加や体操などもなさっている様んで良かったですね。しかもホームでも優等生なんた立派です。
女性の方が男性に比べると環境に順応する能力が高いんですかね?
それにしてもお姉様はお幸せですね。気の利く甥っ子さんご夫婦に優しい弟さん。
なんだか羨ましくさえ思えますよ。それに比べて我が家はとつい考え込んでしまします。高齢な両親もおりますし、我が家は二人だけですし。
なんだか最近は長生きすることが怖くなりました。行けないですね、こんなことでは。

アミ
2017年10月30日14:23

まるこさん!

甥っ子のところでは、実母(主人の姉)と、ひと悶着あったそうです。
ちょっと、認知のある末姉。 甥がちょっときつい言葉を言うと、
「死んだ方が良いのね~」と騒ぐとか。
やれやれと思ってましたが、先ほど、我が家でも、昼食時、TVを見ていて、渦中の議員に放った私の些細な言葉をとらえて、主人と息子から、猛攻撃。
「そんな考え、何処から来るの。ネットに毒されている!」
余りに、二人してがぁ~がぁ~言われて、泣きたくなりました。
死にたいと訴えた姉の気持ちもわかるような…。
老いることは残酷です。

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