戦後、都心からこちらへ越してきた方が多く、昔の畦道が
道路となった地区だから狭い。
が、最近は、消防自動車や救急車が通れるようにと、新しい家を
建てる時はセットバックするから、結構広い道（４m）になった。
とは言っても、私道扱いだから、舗装などは公道とは違いお粗末。
新しい家が建て替えられるたびに、インフラで道は掘り返されるから、つぎはぎだらけの舗装だ。
簡易的な舗装の道路だから、あちらこちら凸凹に穴が開き、ある住民が立ち上がった。
区役所に掛け合ったところ、道路に面した住民全ての実印と印鑑証明書を添付して申請するよう言われたらしい。
そうすれば、費用は区が持つと言う。
道路が綺麗になることは、やぶさかではないけれど、実印と印鑑証明と言うのが気になった。
そうこうしてるうちに，大方の住民は乗り気でもなく、舗装の件はうやむやになってしまった。
そして、今度は、「ゴミの集積場」で問題が起きた。
新しい家族が４軒も一挙に増えて、ただでさえ満杯だった集積場がパンクした。
建売業者は、見るに見かねて、保健所に掛け合って、個別に、ゴミを置いたらどうか・・・と言う話にまとまった。
個別に出すようになれば、皆、だらしのないことは避けるだろうし、お年寄りなど、遠くまで運ばなくても済むようになる。
綺麗になるし、便利だし、いいことずくめだと、回覧を回し始めた。
署名と三文判で済む話だ。
ところが、過日、道路の舗装で動いてくださった方が、おへそを曲げられたのだ。
自分が舗装の件を言い出した時は、皆、賛同してくれなかった。
協調性がないと言われても、自分は反対だ…と。
結局、一人の人の賛同が得られずに、個別のゴミ出しは、ぽしゃんとなった。
団体生活の難しさを感じている。
コメント
「エゴイスト」と簡単に片づけられないものがありますね～。
我が家の主人は、此処で生まれ育ち、舅の後を継いで２代目。
古株です。
だから、皆さん、何かと頼りにされていますが、ゴタゴタは嫌いですから、割と消極的。
この世知辛い世の中を上手に渡っていくには、神経を使います。
年寄りは頑固と言うより頑迷なので、、、我がコンクリート長屋集合体でも
これはみんな賛成だろうと思っているものでも誰かが反対します。老人が
過半数以上の団地でプレイロットは要らないだろうと、潰して違う用途に
と言っても「孫が遊びに来た時に有れば良いから」とか、、、、戸建ての
場合はもっとなのかもね。
それだけ、今の社会は、個人の自由が大きく、優先される世の中になってきたのね～。
昔の方々は、譲り合いとか、協調性に関しては、謙虚だったように思います。
嫁に来た時、杉並は、まだ、汲み取り式だったのね～。(笑)
水洗完備されていた下町から嫁いできて、びっくり仰天。
もっとも、すぐに、完備されましたけれど、町内会の方々が、我が家に集まって、連日会議。
若い嫁の私は、お茶くみに明け暮れました。(笑)
下町は、町内会館があって、そこで議論できるけれど、こちらは無し。
今のように、集会場もなかった時代だから、誰かの家に集まって会議するしかなかったのね～。
半世紀近く経って、町内会が揉めるなんて、想像もしなかった。
でも、今の家は、１０人以上、集まれる座敷もないし…。
世の中、難しい。
あの世の爺婆も、驚いているでしょう。(笑)
なにかを決める時って、必ず反対される方っていますよね。
マンションでも今の家でもそうですけど、そんな時は大変です。
ここの自治会は自治会館があって毎年総会がありますが、なんだかやたらと揉めます。で、多数決となると町内が割れてしまったりして。もっとも我が家は委任状出して会議に出ませんので従うだけなんですけどね。以前は会議に出ていたんですが、ある若い方が意見を言ったら「昨日、今日来たばかりの奴が生意気だ！！」と古株さんや長老さんが罵声絵を浴びせたんですよ。こんなところ居ても発言出来ないなら意味ないなって思ってから委任状です。近隣譲り合って住みやすい街が良いですよね。
なんだか、物寂しい世の中になりました。
我が町内も、新しい家族が４世帯も増えて、小さな子供の声がして、賑やかになったんです。
初っ端から、つまずいて、幻滅してるのでは…と、危惧してます。
住みよい街だったのに…。