同じ姉妹なのに、おかしいように違っていることが面白い。
主人の姉たち二人のホームへ訪問した時の話だ。

下の姉は、どちらかと言うと、おきゃんな性格で、社交家だ。
その姉が、部屋で、一人、ぽつんと、TVを見ていた。
なんか、胸がふさがれる思いがした。

3階に居住する姉のところに来る時、方々に置かれている談話室では賑やかなお喋り
の声が聞こえてくる。
階下のロビーに置かれている大型TVの前でも、数人の人が居たし、窓際で新聞を
読んでる紳士の姿も見られた。
いくら明るい、大きな窓があるとはいえ、電気もつけずにうす暗い部屋の中で、ひとり
座っている姉の姿に、主人は胸を痛めたようだった。
まるで、外出するような身ぎれいな格好をした姉の姿に、違和感も覚えた。
(普段、お化粧もせずに、楽な格好をして、だらしなくしているわが姿を恥じた
けれど…)

下の姉は入居して、3か月半。
3年が経とうとしている上の姉とは比べられないが、あまりに違うホームでの生活
に唖然とする。
上の姉は、食事が終わった後、自室で、何やらお役所の書類に目を通していた様子だ。
御年92歳。
いまだに、頭はハッキリとしていて、自分の判断で物事を推し進める。
息子に頼り切っていた末姉と違い、生涯独身を貫いてきた長姉。
人生に対する気構えが違っているのかも…。

そこへ、いつもの仲良しさんが扉をノックして誘いに来られた。
姉より、3つほど年少の、このご友人。
姉は、いそいそと、まるで童女のごとく嬉しそうな笑みを浮かべ、友と連れ添う。
その他に、元耳鼻科の先生と元小学校の教諭のお二方の殿方が加わられる。
男女4人のグループが、今のところ、姉の活力の源のようだ。(^^♪

「次回は(訪問するのは)来月でいいよね~」

と言う私に、

「いや~、月に少なくとも2回は来ないと…」

と、主人は強く言い切った。
元気そうに見えても、何が起こるか不安なのだと言う。
またしても、自分の身内の事ばかり…。

それほど、親しいとは言えない私の妹だって、女房の大事な身内なのに…。(-_-;)

コメント

まるこ
2019年6月15日9:17

アミさんのお二人の義理のお姉様。それぞれホームでの過ごし方が違うんですね。
末のお姉様はまだ3ヶ月。これからきっとお友達できますよ。母を入居させた時はどうなることかと思いましたが、仲良しさんが出来て生活にハリが出た様ですから。時間の問題ですよ。うえのおねえさまは矍鑠となさってますね。おっしゃる様に人生の身構え方が違うのでしょうね。私も夫に依存せずかくありたいですが。
そうですね。ここで登場なさっのはご主人様の御身内が多いですね。
アミさんの妹さんや弟さんもご主人様にとっては大事な身内ですものね。
たまにはご自宅にお招きになったり、お出かけになったら如何でしょう。
私にも弟という身内がいますが…。顔を見るのも嫌です。
こんな兄弟つまらないですね。

naochan
2019年6月15日9:53

おはようございます❗
各ご家庭、それぞれに説明しきれない身内との
繋がりがあるのかもしれませんね。

アミさんの何とも言えないお気持ち、
お察しします。
特別に迷惑を掛けた(今はばばさまが世話に)
訳ではないのに、自分の身内について
話す時は気が引けます。

ただ、ちょっとしたことがあり、
だんなさんには、義姉についても
以前ほどの近しい感情は無くなりました。
でも、姉が一人になったら、また変わるでしょう。今は、私と義姉が本当の姉妹な様です。

それがまた、気に入らない困ったチャンです。
そうなれたのは、一重に亡くなった姑のお陰です。

アミ
2019年6月15日10:32

まるこさん♫

私、一人っ子だったら、どんなに良かったか…。
何度も、そう思いました。
自分の妹や弟のことで、主人に迷惑を掛けたくない…。
あんなにリスペクトもされず、苦々しく思われてる妹弟なら、要らない…とも思いましたよ。(-_-;)
家族って、難しい存在です。

このところ、まるこさんのDNに対して、コメントを控えています。
なんか、取り返しのつかない言葉を吐きそうで怖いんです。

私は、お母様と同年代です。
だから、お母様の考えていらっしゃること、わかってあげられると思ってました。
でも、私には理解できないことが多くて…。
うかつにコメントしたら、失礼になると、控えました。
悪しからず、ご理解くださいね。

姉を見てても思うのですが、人は千差万別、それぞれですね。

アミ
2019年6月15日10:36

naochan♫

お姑さんのおかげで…と、サラリと言えるnaochanは素晴らしいと感じました。
ご主人様は、naochanを自分だけのものにしたいのね~。
可愛らしい方です~♬

まるこ
2019年6月15日11:07

アミさん。お気遣いありがとうございます。
同年代の母とアミさんではありますが、雲泥の差ですもの。
ただ、母をかばう訳ではないのですが、祖母もおじ(母の弟)を最後まで溺愛していました。母も私の様に虚しさ持って育ったのかも?と。
ただ祖父母は母の元老後を過ごし看取られました。父のお人好しと優しさに頭が下がります。が、それをしない私と夫に母はほぞを噛む様な思いでいるのかもしれないです。そもそも祖父母は健康でした。母の場合とは状況が違う事を母は理解しないのです。アミさん。私の役割だと思って出来る事を無理なくしますね。
またお食事の時愚痴聞いてくださいね。

nophoto
シェルブールの甘傘
2019年6月15日11:28

初めまして。
今の世の中、殺人事件で、親族や兄弟の事案が多いですよね。
家族に関しての、本も出ています。兄弟、姉妹関係の繋がりは、親が生きているうち
だと思っています。各々、連れ合いが出来たり、独身だったりすれば、自ずと関係は
崩れてしまうのは、しょうがないと思ってます。
だから、アミさんの日記を見ると、お父様やお母様への強い思いが伝わってきますが
それは、私も日々、母の事を思わない日はありません。母がいてくれたらと何度思ったでしょう。お母様がいる方は、それなりに大変でしょうが。
兄弟、姉妹は他人の始まりでも、父、母を想うときは、私だけの想い出を懐かしんでいます。

アミ
2019年6月15日13:43

まるこさん♫

本当は、すごくまるこさんの力になりたいのに…。
このもどかしさ、わかってください!

次回のお食事の時、愚痴をたくさん、聞きますよ!(^_-)-☆

アミ
2019年6月15日14:04

シェルブールの甘傘さん♫

初めまして~♬
お母様、亡くされているんですね!
お気持ち、よくわかります。

結婚し、主人の親と自分の親。 4人の親を持って、その中の一番若い母が真っ先に亡くなった時は、世の中を恨みました。
高齢の義父母がいるのに、なんで、よりによって、一番若い母じゃなくちゃいけないの…と。(-_-;)
でも、今、高齢の親の看病に頭を悩めている友人たちを見ると、母は、子孝行な人だったんだ…と、あきらめと共に感謝の気持ちも浮かんできたりして…。
人の気持ちくらい、微妙なものは無いと思います。
何時まで経っても、何年たっても、母とは親子。
年齢はとっくに逆転してるのに、いまだに娘として甘えてます。(*^^)v

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