主人は、私がすぐにお金のことを言う…と、少し、軽蔑したような顔で睨む。
確かに、普段の生活で、お金のことばかり言うのは野暮な話だ。
しかし、生まれてきてから、信じられないくらい、お金に疎い主人の女房をやって
いくには、仕方がない話なのだ。


3人姉妹のどん詰まり、長姉とは19歳も離れて、ひょこっと主人が生まれた。
昔の事とて、跡取りが出来たとばかり、家族は勿論、親戚中、喜びに沸き、
「王子様」のごとく、育てられたそうだ。

結婚前は、給料はすべて母親が管理していて、必要経費は、溢れんばかり貰っていた
主人。
結婚後は私が管理していたけれど、姑は陰で、お小遣いをたっぷり渡していた様子。
主人にとっては、お金は天下の周りもの。
「良きに計らえ!」で、生きてきた。

お金に対して、執着もないし、欲もない。
全く、綺麗な人だけれど、そばで、支える女房にとっては悪夢のような話だ。

占を信じているわけではないけれど、主人には財星があり、私は食神星がある
そうだ。
先祖の恩恵を受けながら、細々と、借金もなく、生活してこれたのだから、有難い
ことだ。

が、最近は、二人の姉を見て、主人の考えも、少し、変わってきたかに見える。

「二人とも、お金があるから、あの暮らしができるんだ…」

と。

今、正直な話、主人の年金だけでは暮らして行けない。
若いころ、お酒も飲まず、タバコも吸わず、まじめに仕事をしてきた主人だから、
年金が少ないなどとは、口が裂けても言えない。(笑)
足りない部分は、私が補うことになる。
実家の父が遺してくれたものは、徐々に徐々に消えて行った。

体力も、お金も、二人合わせてやっと、一人前の状態だ。
日頃、なんだかんだ、言い争ってはいるが、二人とも、お互いが頼りなのだと言う
こと、身に染みている。
出来ることなら、一緒に逝きたいけれど、こればかりはなるようにしかならないこと
だろう…。

それまで、元気に、お互い、頑張ろうね~と、言い合った。(^_-)-☆

コメント

ありす
2019年7月9日9:08

年金だけではやはりしんどいですか?
実家の母は父の遺族年金だけで貯金もしてますが、どのくらいの生活設計をすれば良いのでしょうね。私達がもらう年金は今の年金受給の方より少ないし、娘たちはもらえないかもしれない。老後二千万円はやはり自分で貯めないといけませんかね。

nophoto
Abi
2019年7月9日10:04

入ってくるものに合わせて生活する、その事忘れているから
2000万って焦るのよ!年金だけでやっていけるって信じる方が
おかしい、、、生活水準同じでやっていける訳がないし、やっていけるなら
汗水たらして毎日働きに行ってる人が報われないよね?お金の心配しないで
生活なんてこれからもずーーーーーーーっと無理。ご主人は幸せな人。

アミ
2019年7月9日10:58

ありすさん♫

旅行に行ったり、観劇したり…と言う贅沢は、とうの昔に捨てました。(笑)
スーパーで、1円でも安く目を光らせる…と言う生活にも慣れました。
我が家は、先祖が遺してくれた家ですので、家賃もローンもなく、生活できるのであって、もし、家賃を払うのであれば、年金はそれだけで消えます。(-_-;)
健康が一番! それがお金と同時に重要事項です。

アミ
2019年7月9日11:02

Abiさん♫

それほど、贅沢してないけれど、今は、何もかもお高い。
旬のはずなのに、野菜も高い!
入ってくるものが乏しいのだから、食卓も、少し、貧相になってきた…。(笑)
着るものなんて、もっぱら、バーゲン。
デパートは買うのでなく見るだけの場所となりました。(-_-;)

naochan
2019年7月9日11:49

まだ、年金を頂く前に届いた金額を見て
だんなさんと言いあったものです。
「いったい、どうやって暮らせと言うのか」と。現実、チビチビ貯めてきた財を取り崩し、
何とか維持。
でも、まだまだ、見あった生活は、出来ていません。お金の切れ目が、趣味の切れ目、と
今は、考えています。
ソレまで、大病をせず、ばばさまとも
上手くやっていけたら、と切に願う今日この頃です。

我が家のだんなさんは、基本的に、節約家で、私は、自分でザルやと思っています。
ただ、何故かピンチに、救いの手が現れます。
でもね、だんなさんて時々、えっ!?て思う
趣味のモノを買いますよ←言いつけたい私、へへ。

アミ
2019年7月9日14:04

naochan♫

>お金の切れ目が趣味の切れ目…

言えますね~。(笑)
本当に、何をするにもお金がかかります。
家で、じ~っとしてるのが一番、お金を使いません。
寂しいもんです!(-_-;)

まるこ
2019年7月9日17:09

アミさん。アミさんはローンがないだけよろしいかと。
夫など23歳のからマンションのローン、家のローンと四苦八苦でしたよ。
その分貯金出来ていればもっと楽だったんでしょうけどね…。致し方ない次男坊の悲しさです。(義兄は義父母の建てた家に住んでいます、この差は一体?)
財務は夫が担当で呑気な私は家のお金のことを全く把握していませんが…。
行く末私達「餓死」なんてことになったら…。
やはり家屋敷売って、有り金全部持って、年金を頂いて、それで賄える異国へ移住するなんて話が現実めいてきました。大和魂を持って異国の土に還りますかねぇ…。
私は数字に滅法弱いので「宵越しの金を持たない子供」でした。今、少しでもお安い品々を見つけ、各店の底値を暗記するまで激変したのもしがないサラリーマンの妻の宿命かも知れないです。優秀な科学者にリクエストしたいです!!
「食べたいものを食べた時と同じ状態になるサプリ」開発してくれないでしょうかね??A5ランクのシャトーブリアンも鰻もお好みの寿司もテレビで見るだけなんて悲しいですよ〜〜〜!!

アミ
2019年7月9日17:46

まりこさん♫

ローンは、主人がリタイアーした時、半分残ってました。
ローン抱えていたら、とても暮らせないから…と、父のお金を使いました。
そのことを、今でも、妹や弟は「おねえちゃんは馬鹿だ!」と思ってる様子。
でも、頂いたお金は、どう使おうが私の勝手。
ローンが無くなって気持ち的にはゆとりが…。
でも、本音は、主人がもっとしっかりしてて、父のお金に手を付けなかったら、今、優雅なのに…って、悔やんでいます。(-_-;)

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