主人の母は、東京の西部、桧原村に近い市で生まれ育った。
生家は、400年以上続く豪農で、代々庄屋というか、村長をしていた家柄だ。
養蚕の盛んな地域で、義母はデニールの細い生糸を紡ぎださせる腕を持っていた
そうで、自慢げに話してくれた。
小作人などの使用人もたくさんいた家でお嬢様として育てられたのに、養蚕業の衰退と
ともに、山林も手放し、生活は困窮を極めたそうな。
すぐ上の姉は、鳴り物入りのお支度で隣村の銀行員に嫁いだそうだが、義母は、
行李(葛籠)一つで、駆け落ちのように父と東京(池袋)に出てきたそうだ。
主人と結婚するとき、義姉から、
「母は、家の都合で小学校しか出てないけれど、馬鹿にしないでね!」
と、釘を刺された。
なんと、失礼な言い草だろうか…。(怒)
誰が、そんなことで、態度を変えるようなこと、するだろう…。
一緒に暮らしてるうちに、義母は、ものすごく、聡明で素晴らしい人だとわかった。
私の数少ない長所のひとつが、「素直」だということだ。
時に、ばかっ正直にも思えるほどの愚直さ。
義母とは、そのことがうまくいったのだと思う。
実娘のように、可愛がってもらった。
姉たちには面白くないようでもあったらしいが…。(笑)
今の私の中身は、母と義母。
二人の教えで出来上がってるといってもいいかもしれない。
明治生まれの義母の暮らしの知恵は、たいしたものだ。
いわゆる、おばあちゃんの知恵を、私は毎日、見ていることができたのだ。
20年前、息子が結婚する時、半同居(同じ屋根の下に住むがキッチンや水回りは別)
の形となったが、何ら、心配はしていなかった。
義母と私の関係を真似すればいい…と思っていたからだ。
が、実情は…。
時代の流れか、性格の違いか、思っていたようにはいかなかった。
今の人は、姑の言うことなど、聞く耳持たず、実母の言うことさえもだ。
自分なりに、生きていきたいらしい。
それでも、今回のような大手術が起こるとなると、頼らざるを得ないのだろう…。
もし、私が…と思うと、姑だったら、気持ちよく手を差し伸べてくれたに違いない。
姑から教わったこと、実行していくとしようか…。(笑)
何しろ、
「仇の家でもお茶一杯」
(たとえ、仇の家でも出されたお茶を飲む。 礼儀は逸しない)
が口癖の義母だから、姑として、嫁に尽くしなさいよ…と言うだろう。
明後日。 入院する。
良い結果を信じて待つとしよう…。
生家は、400年以上続く豪農で、代々庄屋というか、村長をしていた家柄だ。
養蚕の盛んな地域で、義母はデニールの細い生糸を紡ぎださせる腕を持っていた
そうで、自慢げに話してくれた。
小作人などの使用人もたくさんいた家でお嬢様として育てられたのに、養蚕業の衰退と
ともに、山林も手放し、生活は困窮を極めたそうな。
すぐ上の姉は、鳴り物入りのお支度で隣村の銀行員に嫁いだそうだが、義母は、
行李(葛籠)一つで、駆け落ちのように父と東京(池袋)に出てきたそうだ。
主人と結婚するとき、義姉から、
「母は、家の都合で小学校しか出てないけれど、馬鹿にしないでね!」
と、釘を刺された。
なんと、失礼な言い草だろうか…。(怒)
誰が、そんなことで、態度を変えるようなこと、するだろう…。
一緒に暮らしてるうちに、義母は、ものすごく、聡明で素晴らしい人だとわかった。
私の数少ない長所のひとつが、「素直」だということだ。
時に、ばかっ正直にも思えるほどの愚直さ。
義母とは、そのことがうまくいったのだと思う。
実娘のように、可愛がってもらった。
姉たちには面白くないようでもあったらしいが…。(笑)
今の私の中身は、母と義母。
二人の教えで出来上がってるといってもいいかもしれない。
明治生まれの義母の暮らしの知恵は、たいしたものだ。
いわゆる、おばあちゃんの知恵を、私は毎日、見ていることができたのだ。
20年前、息子が結婚する時、半同居(同じ屋根の下に住むがキッチンや水回りは別)
の形となったが、何ら、心配はしていなかった。
義母と私の関係を真似すればいい…と思っていたからだ。
が、実情は…。
時代の流れか、性格の違いか、思っていたようにはいかなかった。
今の人は、姑の言うことなど、聞く耳持たず、実母の言うことさえもだ。
自分なりに、生きていきたいらしい。
それでも、今回のような大手術が起こるとなると、頼らざるを得ないのだろう…。
もし、私が…と思うと、姑だったら、気持ちよく手を差し伸べてくれたに違いない。
姑から教わったこと、実行していくとしようか…。(笑)
何しろ、
「仇の家でもお茶一杯」
(たとえ、仇の家でも出されたお茶を飲む。 礼儀は逸しない)
が口癖の義母だから、姑として、嫁に尽くしなさいよ…と言うだろう。
明後日。 入院する。
良い結果を信じて待つとしよう…。
コメント
コロナ騒動でお見舞いに行けないでしょうが、行ければ息子さんに病人さんが食べられるおかずを毎日持たせるのは、目に見えてる!
退院したら「アミさん食堂」フル回転ね、でも無理しないで下さい!!
お見通し…?(笑)
買物の量が増えただけで、いつもと変わりなし。
私は、わが家のたった一人の主婦です!(苦笑)
普段通り、気おらず頑張ります。
二人の母は、褒めてくれるでしょうか…。(笑)
スープの冷めない距離に息子が生れる前に引っ越して、妊婦の時から
ほぼほぼ、毎日、だんなさんの実家に、通っていました。
時々、タイミングの悪い行き違い、誤解があった時に言い合って「ぷいっ」と
帰っても、翌日、必ず行ってました(笑)
アミさんとお姑さんにはそんなこと無かったでしょうけど。。。。(笑)
アミさんの愛情、お嫁ちゃんは、うれしいに決まっています。
手術の成功をお祈りしています。
何が原因か忘れてしまったけれど、一度だけプチ家出したことあります。(笑)
長男がおなかにいるときです。
東京駅まで行って、小さいころ住んでいた藤沢に行こうと…。
でも結局は鎌倉の八幡様にお参りして、サブレーをお土産に、涼しい顔で帰宅しました。
うるさいこと聞かずに受け入れてくれた姑に感謝です。
私も、あまり、うるさいこと言わずに、受け止めればいいんですよね~。(笑)
手術のお見舞い、ありがとうございます♬
私もアミさんの娘や嫁だったら〜って思いますよ!
アミさんはお優しいです。
お嫁ちゃんのこと、いつも気にかけていらっしゃるもの。
明後日ですか…心配ですね。
でも医学の進歩は眼を見張るものがあります。
およばながら万事うまくいきますようにお祈りしています。
普通にしてればいいのに、つい、要らぬ言葉が出てしまい、主人に叱られています。
いい年して、まったく、ダメな人間です。(苦笑)
明治生まれの姑は、小柄だったけれど、肝は据わってました。
私は、張子の虎。 ぷくぷくと、太ってばかりで、中身がありません。(笑)